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本の重み。 [本]

最近、目が分厚い二重になっている。

目が、かゆい。

そう、花粉症だ。

外に出るにはそれなりの勇気がいる。

足もまだ本調子ではないので、休日は本三昧。

と、いうわけで 本屋のレジにて。

私の前に、おじいさんとその孫らしき小学5.6年くらいの女の子が並んでいた。

店員:「お会計が1080円になります」

おじいさん:「は!?」

店員:「1080円です。」

おじいさん:「は!?」

孫:「1080円だって~!」

私の心の声:(1080円だって~!) 

孫と、そして私の心の声は、無事おじいさんの元にも届き

おじいさん:「お~、お~。」 

と言いながら、嬉しそうに四つ折りの 財布からお札と小銭を丁寧にキャッシュトレーに並べた。

女の子も支払いが無事済んで、胸に本をしっかり抱いて嬉しそう。

背丈がほぼ変わらない二人の後ろ姿を眺めながら、私も小学生の頃、よく本を買ってもらったことを思い出した。


我が家はスーパーでお菓子を買ってもらうには親が見て、OKが出ないと買ってもらえなかった。

基本、お菓子は100円以下のもの。

ただ100円以下でも、おまけのおもちゃメインのお菓子は時折却下される。

その点、本に関しては、値段など関係なく、好きなものを買ってもらえた。

本屋さんはもちろん、小学校でも年に1,2回くらいだっただろうか、

学校推薦の図書やその他いろんな本がズラリと並んでいるリストから

好きな本を購入できる機会があった。

その時は自分が読みたいと思ったものは何冊でも上限なく買ってもらえた。

この上ない幸せ~!!! 

 

後日、注文した本たちを、重い思いをしながら、

でもワクワクしながら、学校から家路へ急いだ記憶は今でも鮮明に残っている。

あの時、好きな本を好きなだけ買ってくれた親に感謝だ。

今は電子書籍もあるけれど、やっぱり私は紙媒体派だ。

今でも本を買って帰る途中のあの重みが好きだ。

と、いうわけで今日もまた買ってしまった・・・

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きっかけ [本]

 気づけばもう3月。

2017年に入ってからすでに2か月が経ってしまったなんて。 

と、いうことは、正月早々、足の小指を骨折してから、

まるっと2か月経ったことになる。

その後の私の足はというと、

まだ遠出(山歩き)のお墨付きは医者からいただけておらず。

やっとこ近所や職場へは歩いて行ってよい程度のスローペースの回復だ。

山はもちろん、普段から散歩が好きだった私は

この2か月、

「キ~ッ!」

となってしまう程のストレスはないものの

何度となく、自由気ままに歩き回っている夢を見た。

でも、いつまでも歩けないことを嘆いていても仕方がないので

休日はDVDを見たり、料理を作ったり、英語の勉強を始めたり。。。と

体を動かさなくてもよいことに時間を費やした。

そんな中で「本を読むこと」は過去の自分の「好き」を復活させるきっかけになった。 

山を始めるようになってから、アウトドア本や山に関するものは読むものの、 

その他のジャンルは、以前よりあまり読まなくなっていた。

一度は距離を置いていたものだったが、

昔「好き」だったものはやっぱり今も「好き」で。

「あぁ、そうだったなぁ。そうそう。私、好きだったんだよぅ・・・こういう時間の過ごし方。」

まさに復活愛である。

もちろん、山歩きだってまた楽しみたい!

「好き」がたくさんあることは幸せなことである。

その時によってバランスは異なるが

生まれてきて「好き」と思えたものたちを

これからも大切にしていきたい。

そんなことを改めて気づかせてくれた小指の骨折にも

私は「ありがとう」を伝えたい。

(でも早く治ってほしい。。。) 

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ぶらんこ乗り~いしい しんじ~ [本]

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いしいしんじさんの『ぶらんこ乗り』。


この1冊の本の中には、いくつもの「お話」がある。

弟が書いた「お話」。

いろんな動物たちのお話。

弟はある怪我の後、奇病にかかり、それから動物たちと話せるようになったという。

「話せる」という表現は違うかな?感じる?かな。

中でも「ゾウのローリング」の話は興味深い。

本当かどうか、わからないけれど、

それでも、今度動物園へ行くときは、必ず、黒い真ん丸を探すだろう。

そして、想像するだろう。


そんないくつもの興味深い話もこの本をより一層魅力的にさせているのだけど、

やっぱりなんといっても、ぐいぐいこの本の中へ引き寄せさせる要素は「ぶらんこ」だ。

こちら側とあちら側を行き来するぶらんこ。

そのぶらんこ乗りの名手の弟。


私も小学生の頃、ぶらんこが大好きだった。

高く高くぶらんこをこいでいると大空と一体になれた気がして。

最高に気持ち良くて。

でも

ある一定の高さを越えると、ぶらんこは

「ギシギシ」

不気味な音を立て始める。

さっきまでの真っ青な空と、光り輝く太陽を

体の奥の細胞たちは

「恐怖」として全身に伝える。

これが「本能」なのだろうか。



こちら側とあちら側を行き来するぶらんこ。

こいで こいで たかく たかく

さきへ さきへ

手を伸ばせば

つながるのだろう

そして また

ぶらんこは

こちら側へ戻っていく

こちらで待っている人に導かれて

こちらで見守っている人に導かれて


ぶらんこはゆれる

こちら側とあちら側を

ゆらゆらりと。


そんなことを感じた1冊でした。

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